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架台/アンカーの材質と腐食について

投稿者伊達 正記7か月前
架台/アンカーの材質と腐食について

アンカーの材質選定についての質問です。
下記の(1)のアンカーを選定しようと思っていますが、(2)(3)より腐食が進行するリスクは高いでしょうか?
<状況>
機械ユニットの構造材がSS400で、この構造材をあと施工アンカーで、ベタ基礎の上に固定します。
設置場所は、屋内ですが、湿度は屋外同等、アンカー廻りに水がかかる可能性はあります。
アンカーの材質は、以下の3つを検討しています。
(1) 全ネジのステンレスボルト(SUS304)、ステンレスワッシャー(SUS304)、ステンレスナット(SUS316)
(2) 全ネジのボルト(SS400)の電気亜鉛めっき
(3) 全ネジのボルト(SS400)の溶融亜鉛メッキ
<補足>
もともと(1)を選定し進めようとしていましたが、異種金属接触腐蝕が懸念されるとのコメントがあり、(2)or(3)を推奨されています。しかし、貴の低い金属であるSS400の占める面積が大きく、より貴の高い金属であるステンレスは、面積が小さいと思われますので、(1)でも問題ないのではないかと思っていますし、材質だけで言えば、基本的にはステンレスの方が、優位ではないかと思っています。また、耐用年数は10年以上は必要と考えています。

よろしくお願いいたします。

腐食,あと施工アンカー

1Reply
投稿者TA27か月前
ヒルティ承認

ご案内が遅くなりまして申し訳ございません。
(2)の場合はボルトの錆びの懸念が大きく、(1)または(3)の組み合わせが適当かと思います。
(1)はご指摘の通り貴となるステンレスの面積比が小さいため錆びの懸念は低いと思われますし、(3)の場合は異種金属接触腐食の懸念も無いことになります。
よろしくお願いします。

異種金属接触腐食